持続可能な社会の実現に向けて、廃棄される資源や、食品残渣のリサイクル率向上を目指す、企業連携プラットフォーム「一般社団法人アップサイクル」が設立されました。
短期的な利益の追求だけではなく、持続可能な社会の構築にシフトチェンジしているなかで、利用可能な資源が使われることなく廃棄されている現状や、資源として回収・活用する方法が十分に整備されていないなど、取り組んでいくべき課題は多く存在しています。
こういった利用可能な資源を、様々な、企業・団体との連携により、有効活用していくために生まれたのが「一般社団法人アップサイクル」です。
第一弾は、廃棄される紙資源や間伐材を紙意図にアップサイクルするプロジェクト「TUMUGI」です。
インクルーシヴ・松山 ヒカリのアトリエでも、生きることは表現すること、日々、素敵な作品が制作されておりますが、当法人だけでは、せっかくの素晴らしい力のある作品を、社会の中に繋げ、循環させていくことが難しく、常にもどかしさを感じております。「一般社団法人アップサイクル」への参画を通して、参画企業・団体を連携し、法人単独では実現できない、障がい者アート作品の制作と発表の機会を創出し、新たな価値を生み出すことを期待しております。
一般社団法人アップサイクルの、取り組み第一弾のプロジェクト「TUMUGI」では、ARTcafé Inclusiveで「ネスカフェ エコ&システムパック」の回収ボックスを設置して集まった紙の容器やコーヒー残渣などの資源が使用されます。また、紙糸を利用して制作される衣類や小物等に、ヒカリのアトリエから生まれる作品が、デザインの原画として採用されます。完成した製品の販売も予定しています。こうして、廃棄される運命にあった資源にヒカリのアトリエのアートが融合し、新たな命を吹き込みます。
インクルーシヴ・ジャパンは、プロジェクト「TUMUGI」を通して、「アート」と「サステナビリティ」を融合させた、障がい者就労支援を推進してまいります。