特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパンは、障がい者の就労支援機会創出のため、TOPPAN株式会社と共同で、高度なCG制作スキルを持ったデジタルクリエイターを創出するプログラムをスタートしました。
その第1弾としてTOPPAN所属クリエイターによるCG制作セミナーを5月23日（木）から6月13日（木）まで4回にわたって開催いたしました。
講師をしてくださったのは、米国でCG制作技術を学び、映像制作やゲーム開発の分野を経験されてこられた鈴木 幹彦先生です。
現職ではTOPPAN株式会社西日本事業本部で、クリエイティブなCG制作技術をベースに、企業や自治体向けにプロモーションやコミュニケーションに活用する映像やインタラクティブコンテンツの企画・制作を担当し、新しいアイディアやテクノロジーを積極的に取り入れつつ、効果的なソリューションを提供している方です。
リモートで繋がり、テキストと画面でご説明頂きながら、基本的なソフトの使い方や簡単な３D動画の作成まで、全４回でご講義頂きました。
最初はソフトウェア（Blender）のインターフェイスなど慣れない基本操作にあたふたしてしまいましたが、先生の落ち着いたお声と、画面共有しながらゆっくりと丁寧に進めてくださることで、予習復習しながら、なんとか進めていくことができました。
受講された方からは、自分で描いた絵が動くようになったら嬉しい、基本操作から学ぶことができてよかった、難しいけれど頑張って使えるようになりたい、など、前向きなお声が多くきかれました。
昨今、SNSをはじめとするデジタルクリエイティブの需要が企業や個人の方から高まっており、CGをはじめとした表現活動の機会が増えています。しかし、障がい者アートにおけるデジタルクリエイティブ制作においては、3DやCGに関心があっても、編集をはじめとしたスキルの問題から仕事として要望にお応えすることが難しいといった課題があります。
デジタルコンテンツを通じた創作活動スキルを高めるため、このような新たな夢の持てるサステナブルな未来に向けた「学び」と「体験」の機会をくださった皆様、本当にありがとうございます。
それぞれに学びを得て、夢を持って取り組み、創作活動の幅を広げていただけたらと思っています。
TOPPANと障がい者の就労支援としてデジタルクリエイターを創出するプログラムを5月23日(木)より実施
